次世代Eコマース
ロボットおよび自動梱包は、トップクラスのサードパーティーロジスティクス企業によるオンライン注文の管理手法に革命を起こしています。
DBシェンカーは、スウェーデンのストックホルムに近いArlandastadロジスティクスセンターにおいて、CarryPick自動オンライン注文処理および返品処理ソリューションの実現に成功しました。スカンジナビア最大のオンライン玩具小売業者であるLekmer.comのために稼働している新システムは、DBシェンカーのEコマース市場における地位を強化しています。
CarryPickは、顕著な効率の改善が求められる大規模オンラインビジネスを手掛けるお客様をターゲットにした、DBシェンカーのEコマース向けラインナップの一部です。これは、Swisslogが開発した、自動保管およびGoods-to-Personオーダーピッキング・システムです。ソリューションの中核は、可動式ラックの下を走行し、品物をピック・ステーションまで届ける自走式ロボット(無人搬送車、Automated Guided Vehicles - AGV)で、ピック・ステーションでリクエストされた品物がピッキングおよび梱包されます。
そのモジュール式設計により、このソリューションは、繁忙期または顧客ビジネスの成長に対応できるよう拡張することができ、DBシェンカーの自社倉庫管理システムにリンクしているインテリジェント・ソフトウェア上で稼働します。社内のITエキスパートが標準的なITインターフェースを利用して開発したこの通信は、新規顧客のためだけではなく、他のDBシェンカー拠点におけるソリューション導入も容易にします。
「当社は、目下世界最大であるCarryPick実装を実施し、稼働していることを誇りに感じ、嬉しく思っています」と、スウェーデンにあるDBシェンカーの事業開発マネージャーであるAnders Holmbergは言います。「60以上のロボットと1,550以上のモビールラックにより、当社は35,000もの異なる品物を毎日24時間管理することができます。そして、一日あたり40,000ラインまでの注文明細をピックアップします」と彼は続けます。
このソリューションは10,000平米の倉庫スペースをカバーし、うち、6,000平米はCarryPickシステムのために確保しています。クラス最高水準の効率という特徴と完全な柔軟性を提供することで、CarryPickソリューションは、約20%の床面積の節約を実現し、スタッフの生産性を60%まで向上させています。
この次世代の自動化は、DBシェンカーのイノベーション&ソリューション・プログラムにより推進され、現在、当社はロジスティクス 4.0戦略を目指しています。積極的なデジタル化の推進および革新的で将来性のある技術への投資を通じて、DBシェンカーは、世界中の顧客のサプライチェーン管理における新基準を設け、お客様に選ばれる一流サプライチェーン・パートナーとしての地位を確立しています。