DBシェンカーでは、経済的パフォーマンス以上の企業の成功を信じています。これが当社の経済、社会、および環境の柱のバランスをとることに取り組んでいる理由です。
社会的影響という観点から、DBシェンカーは、ドイツおよび世界におけるトップ雇用主になるべく奮闘しています。多くの国における格付けで、当社は、この地位を守ることとと世界の全地域への業務範囲の拡大に情熱を注いでいます。
ただし、CSR(企業の社会的責任)が、魅力的な一雇用主であること以上に重要であることを理解しています。したがって、DBシェンカーは、コミュニティにおいて社会的プロジェクトを支援する、認められた社会の一員であるだけでなく、雇用および労働条件に関する国際基準に準拠していることを目的としています。
DBシェンカーでは、従業員が最も大切な資産です。モチベーションが高く、有能な従業員がチームにいれば、マーケットでの成功を維持することができます。当社の従業員定着率の高さは、持続可能な人材開発と強固な企業文化に支えられています。
プロフェッショナルな人材の管理は、この先も従業員満足の維持をサポートします。当社は、明確な満足度の目標を設定し、世界の従業員満足度調査で定期的に当社自身を評価することで、従業員満足度を更に向上させようと常に努めています。当社は、人材開発に熱心に取り組み、従業員の職場のキャリア開発と個人のキャリアまたは人生のフェーズにもっと合致させられるようカスタマイズしていく予定です。全体として、当社は持続可能な人材開発を企業の最優先事項にしてきました。
人事管理の取組みの成功に加え、強力な企業文化は、従業員が当社に対し献身的に働き、当社に対して満足するための前提条件であり長期的な成功の礎にもなります。DBシェンカーの国際的な枠組みは、さまざまな文化を統合し、共通のアイデンティティを創出しようとする挑戦を表しています。さまざまなバックグラウンドをもつ従業員が、企業をわが家のように感じ、目標やビジョンの達成に向けて共に働くという文化を作ることは、非常に重要です。
成功しているグローバルな組織を構築し続けるためには、従業員の定着に加え、専門的知識をもつプロフェッショナルな従業員の採用が不可欠です。
DBシェンカーは、輸送ロジスティクス業界における一流の雇用主としての名声を打ち立てるべく、動き始めています。この目的を達成することは、人口構造の変化と、適任且つ才能ある従業員を得ようとする現在の努力に照らしても、なかなか難しいものです。魅力的な研修や大学院課程の提示に加え、当社は、有能且つモチベーションの高い従業員の採用に力を入れ続けることに焦点を当てています。DBシェンカーは、大学や、物流サプライチェーン・マネジメントネットワークBVL(Bundesvereinigung Logistik e. V.)のような機関と、緊密に協力しています。
当社のグローバルDBシェンカー・ソーシャルミニマム基準では、当社従業員、幹部、およびマネージャーの日々の業務に対する期待を、グローバルレベルで定めています。
DBシェンカーのソーシャルミニマム基準は、親会社Deutsche Bahnの支配的な行動規範により、一般的な社会的声明を明記し、運用可能にしています。これらは、German Sustainability Codeだけでなく、国際労働機関(ILO)の中核的条約、国連グローバル・コンパクト、世界人権宣言にも準拠しています。
これらの原則は、世界中の役員、業務執行取締役、幹部、および従業員に対して拘束力をもっています。DBシェンカーは、ビジネス・パートナーに対しても同様に遵守することを奨励しています。国内法および国際法が十分な社会的または最低労働基準を提供しない場合においても、DBシェンカーは最低限これらの基準を遵守します。